2008年5月20日火曜日

自分の意見

これどんなにおい?と聞かれて、5歳の息子はいいました。
いいにおい、パパの歯磨き粉と同じだ!からいにおいがする。
見事な意見です。
においというものは、教えることができません、
個々で感じ取ったことを、自分で説明するしかありません。

今日の題材は、自分の意見です。
その事例を挙げてみました。
よく映画や音楽、いわゆる芸術は感性(自分の感じる心)で判断するものです。
しかし、最近は人の意見をもとに判断することが多いですね。
映画ランキング、コンサート盛り上がりランキング、過去○○○○ランキングとか
それをもとに、判断することが多いようです。
しかし、それは便利ではありますが。すべてではありません。
いい映画、悪い映画、感動した映画、同感できる映画、など、
人の評価は別に、自分がどう感じるかは、見てみるまでわかりません。
そもそも、このような情報をもとに、無駄を省き、みんながいいと思うものを、
狙いうちで観る事が目的ですが、無駄かどうかは、自分で判断するまで、わかりません。
自分で見て、考えて、自分の意見が持てるわけです。
時々、他人の批評を元に、感想を述べたり、
過去の批評を自分の意見のように話をする人がいますが、
そういう状況下の時は、たいてい話がつまらない。
その、行動自身がその人の格を見せているようで、
話せば話すほど、つまらないことが多いです。
これは、映画や音楽だけではありません。
何かを自分で感じたり、読んだり、見たりして、
どうだったのか、自分の意見を、言うということはとても大事です。

時々、芸術関係に触れるた際に、
俺にはわからん、とか、理解できなかったとか
そんな言葉を聞きます。
これは、いいきっかけを見つけたと思います。
要は、感受性が不足しているので、
いいのか、悪いのか、判断をしかねているんですきっと、
何度か、このような経験を続けると、何かわかる、何か感じるわけです。
数学とちがって、答えはないわけです。
みんなそれぞれに、自分の答えを持っているんです。
さあ、もっと、いろいろチャレンジしましょう。

さて、冒頭のにおいの話ですが。
あれは、何のにおいを、嗅いでいたか?
それは、ハーブの葉っぱでした。

5歳でも、自分の感じる心を伝えられます。
あなたは、考えて、自分の意見を伝えられますか?
また、考えていますか?